
【50年前の遺産分割漏れ】「その他条項」の欠落により世代交代した相続人の実印を集めた事例
農業用地の開発を進めようとしたところ、土地は共有になっており、私一家の持ち分は祖父名義のままになっていた。もう一方の共有者は、地域の別の方の先々代名義。
昭和43年に作成された祖父の遺産分割協議書を確認すると、今回の農地の記載がなく、遺産分割協議書の末尾に「その他一切の財産は○○が取得する」という、「その他条項」の記載もなかった。
非課税・共有名義という二つの要因が重なり、遺産のリストから漏れていた。
非課税とはいえ、相談者様にとっては家業の発展に不可欠な土地で、何とかして名義変更し、農業用地として開発したいがどうしたらよいか。
また、このような事態を避けるためにはどのような遺産分割協議書を作成すればよいか。